握り締めた愛情の絹糸を綱にしよう

とある解離性同一性障害罹患者の随想録

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本当の人生の始まり

ブレない自分だけの軸みたいなものがどうしても欲しくて、何があっても不変の軸がずっと欲しかった。 お前は芯がないと散々怒られ続けて、でも芯の持ち方は教えてくれなくて、どうしたらいいのかずっと混乱していた。 芯がないのがどうして悪いことなのかも…

地球上に存在する約70億人の中のたった1人のあなたへ。

たった1人、1人だけでいいから、私の書いた文章が刺さって欲しい。届いて欲しい。受け取って欲しい。 いつもそんな想いでこのブログを書いています。 私は何者にもなれません。 所詮毒親育ちの中卒バツイチ子持ちの障害者で無職でだらしなくてみみっちくてし…

精神病の人間はクズだと本気で思っていたあの頃〜とある男性看護師の話〜

最近、訪問看護に来てくれていた男性看護師のことをよく思い出します。 その男性は精神科1本で看護師を目指して働き続けている人です。 以下、桧山さんと仮名します。 訪問看護の利用を始める前に精神科1本を志望して看護師になった男性が来てくれますよと教…

言わなくてもいいことを言いたい、だから私は今日も文章を書く。

文章を書くというのは地味に面倒臭い。いやかなり面倒臭い。でも言わなくていいことを言いたいから、私は今日も文章を書く。 みんな言わないけど気付いていること。気付いているけど当たり前だと思って言わずに過ごしていること。 見て見ぬふりをしてても本…

10年間会っていない息子へ

今日は貴方の誕生日ですね、12歳になったんですね。1回目の結婚を何歳の時にしたのかは思い出せないのに、貴方が生まれた日のことは昨日の出来事のように思い出せます。 生まれた瞬間に貴方は産声と同時におしっこをして私は泣き笑いしながら抱っこした日の…

精神障害者であることが恥ずかしかった

精神疾患罹患者になってしまった自分が恥ずかしかった。 精神障害者手帳を持っている自分はもっと恥ずかしかった。 「社会不適合者の烙印」 障害者手帳のことをそんな風に思っていた。 「精神疾患という病気なんか恥ずかしい」 「精神障害者なんかになってし…